Girl’s Knight

前回の日記では、まだ見てない人に先入観を与えないために悪い部分は触れませんでしたがそういうのも含めて感じたこと等。


●劇中に使われたメロンの曲
劇中にメロンの曲を盛り込んでくれたのは主催側のファンへのサービスだったのかもしれないけど要らぬ配慮でした。
見てる側としては、ストーリーに入り込んでるところに普段聞きなれたメロンの曲を流されると現実に引き戻されるというか…。
ミュージカルなのに歌詞と劇の内容が全くリンクしてないし。
ショーパブのシーンではまだ良かったと思うけど2曲もフルで歌う必要はあったのかな。
せめて最後の「チャンス of LOVE」の部分だけでもオリジナル曲にして欲しかった…。
あとメロンのメンバーにしても(てかひとみんだけど)いつものライブみたいに煽れば良いってもんじゃないっしょ。
いつものように盛り上げたいんだったらライブをやればいいわけだし。
いつものようにヲイヲイやるだけだったらミュージカルをやること自体の意味がわからなくなってしまう。
今回はミュージカル。ヲタだってところ構わず暴れたいわけじゃないんだからそのくらい解ってるよw


●ストーリー上の謎
結局のところは黒幕は?
これは「一つの絶対正しい答え」は無いってことでしょうか。
俺なりの解釈を少々…。


・あゆみに「囲い込み」を施していたのは神崎操
・神崎操をはずみで殺してしまった貴子。自身も事故によりその部分の記憶を失っていた。
・あゆみの囲い込みを解くために密かに動いていためぐみと貴子。
・あゆみにかかった囲い込みと催眠を利用してめぐみを殺そうと(劇団を潰そうと?)していたのは、かほ。パソコンを利用していたというのもおそらく。
しかし同機は不明。詳しくは語られていないが「貴子さんが太陽なら、私はただの隕石」という言葉が何か関係あるかも。
・雅恵の「何をしてるんだか…絶対止めない!」のシーンはサーベルが本物であることに気付き摩り替える意。
・仮面の男の謎
最初の登場時→(虚)あゆみの心の中の像。
ムーンリプスでの事件→(実)順が目撃しているところから実際にいた。中身はかほ。
瞳だけに見えた男→(虚)これだけはどうしても説明つかず。無理矢理つけるとしたら瞳もなんらかの催眠をかけられていたとか?
アクト7に現れた男→(虚)あゆみだけに見えた幻。仮面の男のアクションやセリフが枢機卿とシンクロしていたため周囲はあゆみに合わせていたが見えていたわけではない。


んーこうしてまとめてみても辻褄合わない個所が。
全部を納得するには「最初から全て出来レースだった」ってことにするしかないようなw
話はよく出来ているけどミュージカルとしては表現しきれてなかった感がかなり…。
でも見応えがあってなかなか面白かったです。


●総
メロン記念日にとっては本格的(?)ミュージカルは初だったにしてはなかなか良い出来だったんじゃないでしょうか。
貴子師匠、さすがOPDは伊達じゃない。やっぱスゴイわ。
千秋楽でのアドリブのオンパレードで周りをたじたじにさせた後、自らのセリフを噛んでオチをつけたあれ、もしわざとだとしたら凄いなぁ。てか個人的にはわざとだったと思ってますw

今回のミュージカルはなかなか良かったと思います。
でももし次があるなら今度は下手にメロンの楽曲を使ったりせずに「本格的」なミュージカルにして欲しいですね。
あと千秋楽のカーテンコール、幕を何度も何度も上げ下げしてる暇があったら出演者全員(せめて主要メンバーだけでも)に一言挨拶とかして欲しかったなぁ。
This is 運命」は千秋楽的なサプライズとしては良かったかな?お祭り的な感じで♪
でもまさか東京芸術劇場であんな光景が繰り広げられちゃうとはねぇ…。
終演後の芸術劇場前は芸術とは程遠い出で立ちの人々で溢れてましたとさ(ノ∀`)アイター